秋の朝日を浴びて
2010 年 10 月 15 日 金曜日秋の朝日を浴びて
朝午前5時30分。私の病棟から見れる朝日です。
プレハブ型の住宅のはるか向こうに見えるのが夕張岳。
北海道の高山に生存するすべての高山植物が、この夕張岳に
生息するという話が最近の新聞の記事になっていました。
右の一番高い頂へ至る途中になだらかな湾曲した平らな部分があります。
通称「花畑」といわれるの湿地帯には様々な高山植物が、6月から7月にかけ
きれいな花を咲かせます。
緑と澄んだ水、その澄んだ池に映る青空が織りなす風景は
この世の楽園です。
毎朝、この病室の窓から上る太陽は、一日一日と秋の風情を感じさせ、
近日中には夕張岳山開きの期間も終了。
秋は深まり、街路樹の葉の色も紅色になりつつ
一年の速さに人生の儚さと喜びに戯れる私たちは
この世に何をするために生を受け、この世を去っていくのか。
人生の大事・・・。大事を見出すこと。
見いだせずに、秋は暮れゆく。
朝日だけが弱いながらも光を無償で与え続けています。