
由仁神社の境内横には、相撲の土俵場があります。
土俵は、力士が入場の際柏手をうつなど神がいる場所とされてきたました。
相撲において古来相撲節会に土俵なるものはなく、鎌倉時代に土俵の起源ができ
江戸時代にはじめて「方屋開」を行なった土俵になり
明治に方屋の屋根を神明造りにしたのが現在の土俵です。
この土俵で、小学生のころはよく近所の年少年長の友人たちと相撲を取りました。
今ではもうしばし相撲を開催していない土俵です。
神社と相撲は日本古来より起源を同じくし、、相撲は国技として現在に至っていますが、
天照大神が相撲が強かったか否かは不明です。神様ですから強かったのでしょうね。
神社の杜にある伐採された切株です。
年輪が見えます。
放射線状の楕円形の年輪は
東の方がその幅が広く、一方西の方は狭いのがわかります。
年輪の数で何歳なのかを推定できます。
直径約50cm。推定樹齢47から48歳
ちょうどこの世に私が生まれたころと同じ、この世に樹木として生まれ
春夏秋冬、雨風、稲妻雷、豪雪に耐えこの年まで生きてきたのでしょう。
大木となることを夢見て、春には枝に芽を息吹かせ、夏には緑の葉を太陽いっぱいに開き、
木洩れ陽をつくり、秋には枯れ葉や実を散らせ地に栄養を与え、
冬には栗鼠の隠れ家として活躍してきたのでしょう。
道の邪魔になるという理由で切られ、その50年に及ぶ年月が唯一の誇りであり
輝きであったのでしょう。
今はただ朽ちてゆく、屍のごとき切株としてのみここに存在しています。
『私のこの切株の身体を食い続けているシロウスバアリも私には良き理解者であり
動けない私をせめてあの世に運んで行ってくれる小さき案内人。
すべてを赦し、すべてを担い、すべてを受容れる私の切株はあと数年数十年この場所に在る。
東方より登る地球の目覚めを逸早く感知し、西方に沈む深紅の帳を浴びて私はこの地にあり続ける。
終焉の日が来るまで。』
境内の「狛犬」です。
子供のころ、この狛犬が怖くて、神社の守護にあたっているということを神主さんから
聞かされ、危害を与えるものではないよ、助けてくれる動物だよと云われ
石なのに動くはずがないと密かに思いました。
神社の「由緒」が掲示されています。
子供ころから「由緒」があるのは知っていましたが
あらためて読むのは初めてです。
小学校がすぐそばにあるので消防の跡地に建設されたと書いてあります。
今でこそ鉄筋の校舎ですが、私が入学した当時は木造の2階建てでした。
火災に備えて、神社境内横には当時には地下水によって蓄えられた溜池(上の池)があり、
その溜池から下の溜池(下の池)に繋がっていました。
それぞれこの2つの溜池は、神社境内と小学校のための
防火水槽としての役割だったのでしょう。
上の池、下の池と区別していました。
どちらかの池に、夏になると網を持ってオニヤンマーを捕まえに行ったものです。
この防火水槽は今は埋め立てられ地下に設置されています。
オープン以来、10年以上経過したこのプールです。
今年からは指定業者の㈱ソプラティコさんがYuniウォーターランドの名前で運営をしております。
専門のインストラクターによるスイミング・スクール講習等が定期的に行われており
来場者数も増加しいるとお聞きしました。
非常に良い施設なので、近郊の方は町内外を問わずご利用ください。
健康の保持増進のために、さらに水泳の楽しみを知って頂きたいと思います。
毎朝5時ごろに参拝している由仁神社です。
以前にもUPしましたが祠が素晴らしく撮影してみました。
なかなか風流があり、周りの山や自然と一体感のある良い神社です。
幼いころから虫取りや遊ぶ場所として何度訪れたことでしょうか。
今は健康のためと思索に耽る為に来ています。
季節と自然の織りなす業のなか神社はひっそりと佇んでいます。
一昨日終戦記念日でしたが、戦死者を慰霊することはもちろんです。(忠魂碑)
また、年末年始や「困った時の神頼み」で神聖な場所として訪れることももちろんです。
しかし、私には自然の一部としての存在、幼いころからの記憶や想い出がこの場所にあります。
何時までもこの場所にある、そんなところなのです。
由仁神社。自然の中の一部としてこれからもここにあり続けます。
木の上で食事中のエゾリスです。
最近はあまり見かけなくなりましたが、
山間の森には意外とエゾリスがエサを食べている光景が見れますよ。
バードウォッチングをしているとエゾリス、キタキツネやアライグマまで目撃できます。
もちろんアライグマは外来種で自然体系を破壊する原因ですが・・・。
残念です。ペットとして飼育していた方々が勝手な都合で離したために生態系が狂いつつあります。
駆除することは生命を奪うことでもあります。
しかし、駆除も追いつかないくらい繁殖力が強く増えすぎています。。
農作物の被害や在来種(キツネ、タヌキ、リス等)が標的となっています。
特にアライグマは在来種を駆逐しています。
自然に悪影響を与えてしまうともとには戻りません。
アライグマばかりではなくブラックバスも含め
ペットの飼い主としてもっと責任を感じて頂きたい、そして自然の生態系を理解してほしいと思います。