ナナカマドの赤い実
ナナカマドの赤い実
病院の窓から見える街路樹のナナカマドの実も真っ赤に生っています。
葉も散り、赤い実だけになったナナカマド。
入院して今日で2か月。
まだ残暑が激しかった2か月前。
歳月が経過するのは早いものです。
私にとってこの入院生活は、もちろん手術による機能回復が目的ですが
今月48歳になるこの年に、2か月半の入院は何を意味するのかを
考え続けてきました。
漠然とながらですが答えが出ました。
すべてはこれからの人生の再出発なのです。
医院長先生から「身体の70%から60%しか機能していません」と云われ
思い起こせば高校生の30年前からの頸椎症疾患。
これにやっと終止符を打つことができ、新たなる人生が始まるといっても
過言ではない気がします。
長時間の歩行や、デスクワークやPC、書き物をしていると痺れてくる右手と首と肩、
さらに肩こりが酷くなると偏頭痛と歩行困難、手で持ったものをよく落としてしまうこと等。
そのため長時間のデスクワーク(大学受験)や集中する時間が短く、
スポーツをすることで痺れと肩こり、頭痛を一時的に払拭できても完治するわけでなく
今回の入院で、30年間我慢し続けたこの痺れともやっと決別でき、
新たなる出発が始まります。
人生80年から85年の寿命。折り返し地点を過ぎあと残すところ30年と少し。
まだやらなければならないこと、しなければならないことがまだまだあります。
この世に生まれてきて良かったといえる人生
満足した人生であるために、人生の大事を敢行することが残されています。
病院の窓から見たナナカマドの赤い実もいっそう赤くなりつつあります。
タグ: 冬の風景
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